新しい生活様式での社会の変化とファッション
長らく続く自粛ムードの中での新しい生活様式は、気づかぬうちに私たちに様々な影響をもたらしています。
ステイホームの間にすっかりおしゃれスイッチが入らなくなり、暑さも手伝いますます「干物化」してしまった方もいるのではないでしょうか。
今回は、新しい生活様式での社会の変化とそれがもたらすファッションの変化についてお伝えします。
ファッションとは そもそも社会的なもの
普段私たちが、何気なく気にかけているファッションは、社会の変化と切っても切れない関係を持っています。
有史以来、服装はその人の身分や社会的地位を表す「差別化」の道具として用いられてきました。
同時に男らしさ、女らしさ、母親らしさなど、立場により求められるファッションの理想像もありました。
また、ファッションは自分らしさを表す、いわば個性の表現のツールとしても使われてきました。
1950年代のニューファッション
そのどれもが「人との関わり」の中でこそ表現されるものであることを考えると、人=社会との接触が劇的に減った今、モチベーションが下がるのはある意味当たり前のことといえます。
なりふり構わなくなる「干物化」はなぜ起こる?
以前テレビドラマにもあったように「干物化」してしまうのは、まさにこの「人と接しない」ためになりふり構わなくなるという現象です。
朝起きても、パジャマのまま1日を過ごしても構わないという人もいるようです。
干物化への道
人と会わない→朝着替えなくてもいい→服もいらなくなる
→マスク必携→顔が見えない→化粧もしなくていい
→買い物に出かけるのも短時間だから部屋着で通す
こんな生活が長く続くと人間は、着替えたりおしゃれしたりする気力が萎えてきます。
朝起きたら必ず着替えよう!
朝起きたら即、寝ていたパジャマを着替えることでモードをリセットします。
寝巻きでなければ部屋着でもいい。
その後だらだらしてもいい。
とにかく着替えよう!復帰が早くできます。
仕事場で必要な服が変わる
干物化まではいかないまでも、きちんとした服がそれほど必要か?ということに気づいた人も多いと思います。
まずスーツ。
今回の働き方の変化で、女性のスーツは今後はそれほど必要ではなくなると予想されます。
会社にもよりますが、オンラインの会議では、クライアントや目上の方との会議等でない限りスーツは必要ではなくなっています。
社内会議では、きちんとしすぎてもリラックスしすぎても違和感があります。
社外でも、私がコロナ後に打ち合わせさせていただいた法人様は、どこの会社も在宅テレワークでかなり自由な服装でした。
人生で必要な服が変わる
さらに、仕事が変わる、辞める、など、仕事そのものが大きく変わった方もいらっしゃることでしょう。
今まで仕事上着なければならなかった服は、今後着る機会はあるでしょうか。
私は前職の時に着ていたスーツはほぼ着なくなりました。
ほんとうに自分が着たい服だけを、ほんとうに自分らしくいられる心地いい服 だけを着られるようになったのかもしれません。
ほんとうに自分らしく心地いいファッションとは
では、ほんとうに自分らしくいられる心地いいファッションとはどんなものでしょうか。
私は次の2点が大切だと思います。
- 機能する服:自分の良さ・魅力を引き出し輝かせてくれる服
- 自分の心に寄り添う服:自分らしく生きたい・行きたい未来へ連れていってくれる服
つまり、あなたの「身体と心」二つの持ち味を輝かせ「これが私なんだ」と自信を持って生きていけるファッションです。
まとめ:ファッションは社会と人生を映す鏡
否応無く訪れた新しい生活様式は、社会を大きく変えています。
私たちの服との向き合い方も変わり目に来ています。
そもそもファッションは社会と人生を映す鏡です。
今、変わり目を迎えているなら、一度自分の気持ちと身体の特徴の「自分らしさ」に目を向けてみませんか。
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